コミュニケーション能力が高い人は何を意識しているのでしょうか。
人間関係が上手く築けなくて悩んでいます。
原因は、私のコミュニケーション能力が低いからだと思っています。
みんなで話していても、うまく会話に入れず、ずっと無言で聞いているだけになります。
自分の意見も言えないままいつもそれで終わってしまいます。
このタイミングで言って何か思われたらどうしようと思ってしまい、いつも話せないです。
職場でも孤立しています。
上手くコミュニケーションが取れないから、誤解されて嫌われてしまいます。
相手に嫌われてると思うと、そればかり気になりどんどん気持ちも沈んでいきます。
それが原因で仕事に行きたくないです。
でも、仕事を変えても自分が変わらないと同じことの繰り返しになるのではないかと思っています。
どうしたらいいでしょうか?
コミュニケーション能力とは、自分の思いや感じたことを相手に上手に伝え、相手の意見を聞き、お互いに意思疎通をはかる力のこと。ではありません。
一番重要なことは、相手に自分を『この人は私のことを分かってくれる人だ』と思ってもらうことです。
コミュニケーション能力の高い人は、それができる人です。
まことん
そして、コミニュケーション能力が高い人は何に意識しているのかを知りたいということですね。
分かりました。
それではまず、コミュニケーション能力とは、一体どういう能力のことをいうのかを一緒に考えていきましょう。
コミュニケーション能力。
誰が作った言葉かは分かりませんが、人間関係において良く聞くようになった言葉ですよね。
特にしっかりと定義も無いような言葉であるため、あまり分からずにこの言葉を使っている人がほとんどだと思います。
たくさんの解釈がありそうなこの言葉ですが、私はこのようにこの言葉を意味付けています。
コミュニケーション能力とは、自分の思いや感じたことを相手に上手に伝え、相手の意見を聞き、お互いに意思疎通をはかる力のこと。ではありません。
世の中の多くの方がこう思っているかもしれませんが、これは半分正解で半分間違いです。
そもそも、コミュニケーション能力を発揮し、達成したい目的とは一体何なのでしょうか。
その目的とは、相手と良好な人間関係を築くことです。
あえて誤解を恐れずに、もっと簡略した言い方をすると、相手に自分を『この人は私のことを分かってくれる人だ』と思ってもらうことです。
つまり、コミュニケーション能力には、相手の意に反する自分の思いや考えなどは必要ないのです。
自分の思いや感じたことを素直に相手に伝えて、相手と分かり合えたとしても、それはコミュニケーション能力が高かった訳ではなく、たまたま自分と相手の感性が似ていて気が合っただけです。
たとえ、自分の思いや考えをとても上手く相手に伝えることができ、相手の意見もしっかりと聞いたとしても、相手と良好な人間関係を築けなければ、それはコミュニケーション能力が高いとは言わないのです。
コミュニケーションの主体はあくまで目の前の相手です。
自分の意思を上手く表現する能力のことではありません。
ここを勘違いしている人が多いと感じています。
自分を主体に置いている人は、いつまでたってもコミュニケーション能力は上がりません。
そこに相手の気持ちや存在が考慮されていないからです。
何度でも言いますが、一番重要なことは、相手に自分を『この人は私のことを分かってくれる人だ』と思ってもらうことです。
コミュニケーション能力が高いと言われている人は、相手の話をよく聞く人だと言われていますが確かにそうだと思います。
では、どうして相手の話をよく聞くかというと、相手の情報を集めるためです。
相手がどういうことに興味を持っているのか、どんな考え方、どんな感じ方をする人なのかを話を聞きながら分析しているのです。
そして、相手が共感できるような、心地良くなるような言葉を投げかけているのです。
全ては『この人は私のことを分かってくれる人だ』と思ってもらうためです。
コミュニケーション能力とは、言ってしまえば会話のテクニックです。
練習すれば誰でも上達する能力だと思っています。
しかし、それができない人がたくさんいるのも事実です。
それはどうしてかというと、相手の気持ちよりも、自分の気持ちを優先させているからです。
相手を優先させる。
理屈では簡単でも、いざやってやれる人は少ないです。
人は、気持ちと行動を切り離すのがとても苦手です。
自分が思っていないことは言葉にできない、行動に移せないのです。
だから、自分の気持ちと相手の気持ちが異なる場合は、相手に寄り添うことができないのです。
コミュニケーション能力の高い人は、それができる人です。
コミュニケーションの主体を自分ではなく、相手に置く。
ますはそこから意識してみてはいかがでしょうか(*^▽^*)
少しでも、同じような悩みを抱えているみなさんの心の助けとなれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おしまい(^_^)/