例えば、同じ内容の事を別の二人に言われたとします
Aさん(あなたが好意がある人)『あの件は大丈夫?』
Bさん(あなたが苦手な人)『あの件は大丈夫?』
Aさんのような、あなたが好意を持っている人であれば、自分のことを心配して言ってくれてるのかな!ありがたい!と前向きに捉えることができますよね
しかし、Bさんのような、あなたが苦手だと感じている人からそう言われたら、ヤバい!プレッシャーかけられてるよ!そういうの止めてほしいよな!となってしまうかもしれません
不思議ですよね
同じ内容の会話なのに自分が受け取る印象が全く異なってきます
これはとても重要なことです
コミュニケーションを内容重視だと捉えると大きな落とし穴にはまります(特に正論至上主義な人)
ものすごくざっくりいうと、相手は会話の内容なんて大して気にしていないのです
それよりも、あなたの見た目や態度、伝えるときの口調をより重視しているのです
このことは『メラビアンの法則』で言われています
相手がコミュニケーションで影響を受ける割合は以下のようになると言われています
55% 見た目や態度などの視覚情報
38% 声や口調などの聴覚情報
7% 会話内容などの言語情報
自分がどんなに良いことを言ったと思ったとしても、相手に全然伝わらないという原因はまさにこのメラビアンの法則に当てはまります
相手と会話するときは、しっかりと相づちを入れよう!とか、相手が安心するように優しく声がけしよう!とか言われているのは、要はこういうことなのです
伝える内容が大事ではないとは言いません
しかし、それ以上に相手は『目の前にいるあなた』を見て物事を判断していますよ
おしまい